読書ノート13冊目「変な家2」雨穴

読書ノート

クリスマスですね!
今日はずっと購入するか迷っていた「変な家2」をプレゼントされました!
有難いです……さっそく読んで、読み終わったので、興奮冷めやらぬうちに感想を。

雨穴さんの著作は二冊とも読んでいます。
面白かったので、いつか感想を書こうと思っているうちに三冊目が出てしまいました笑
他二冊に比べると、本の厚みは増しており、ずっしりとした重量感。
ワクワクしますね……!

雨穴

インターネット、youtubeにて活動するホラー作家、ウェブライター。
素顔や声も隠して活動している覆面作家。
テレビドラマ「何かおかしい」のストーリーテラー・原案としても活躍されています。

以下著作

雨穴
作成した動画を友だち、家族、世界中の人たちと共有

変な家2

どこの書店でもコーナーが設けられて設置されているのではないでしょうか。
私が購入を迷っていた書店では、大きな雨穴さんが目印になっていました!



あらすじ

筆者のもとに持ち込まれた11の間取りを紐解いていくと、全ての家が最後の推測を生み出していく。
社会現象を巻き起こす、間取りミステリー最新作。

感想(ネタバレなし)

ミステリーなので感想を書くのが難しいですね……。
ネタバレに注意しながら書かせていただきます。

11の資料を紐解いていきますが、資料に付随するストーリーも簡潔で読みやすいです。
空いた時間に読むことも、一気に最後まで読んでしまっても、楽しめるでしょう。
わたしは資料を一つ読めばいいかなぁと思って読み始めましたが、今こうして感想を書いています。
読まなければもったいないと思います!

目次を開いていただけるとわかりますが、栗原さんが今回も登場してくださっています……!
動画でも著作でも、栗原さんの安心感が本当に素晴らしいです笑
11個の資料を読み進めるにつれて、わかっていく共通点、見えてくる真実。
完全に見えるわけではないので、筆者と栗原さんの推理を聞くまで文章から目を離せません。

個人的に感じたことは、わからないことがわからないとわかった瞬間、恐怖を感じるということです。
人間は意味が分からないものに出会ってしまった時、こじつけにでも意味を見出そうとします。
その答えに何か違和感を感じても、何か見落としがあっても、それを真実だと思い込みたい自分がいる。
その結果、信仰が発展し、化学が発展し、現代の大きな社会を築きました。
人間は大きな社会を築きましたが、そのような原初的な恐怖に対する防衛術はあまり変わっていないのかもしれません。

しかし自分の中で、意味をつけることができない事実を知った時、恐怖を感じてしまいます。
無知の知は恐怖です。
今回の著書は読めば読むほどに、新たな謎が出てきました。
そして新しい謎に意味づけをすると、次に現れた謎に矛盾してしまう。
一見すべてが上手くいっているように見えても、どこかに違和感が必ずある。
矛盾を繰り返し、こじつけが利かなくなったとき、場面・登場人物の感情・文章に言い知れない恐怖を感じてしまいます。

ホラー作家である雨穴さんの才が遺憾なく発揮されていて本当に面白いです。

もし、雨穴さんの動画を見たことない方、ぜひ youtube で検索してみてください!
私のおすすめの動画を置いておきます! 勝手に宣伝してます。絶対見て!

ミステリーなこともあって、あまり長い感想を書けずに申し訳ありません。
ぜひネタバレをする前に、本書を手に取ってください! 本当に面白かった……!
今回は間取りシリーズの二作目ではありますが、やはり一泡吹かせられました。
あっと言う間に読めてしまうのでおすすめです。



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