桜人心都悩

日々雑記

読書ノート22冊目「あさましきもの」太宰治

しばらく、太宰治の作品について感想を書こうと思います。好きなものの話ばかりになるのは、ブログ読んでる方も飽きるだろうし良くないとは思いました。よくよく考えてみれば、こんな趣味で始めたブログを定期的に読んでる人なんて、そう多くないんじゃないか...
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短編小説「心に風が吹く」

ダウンロード 心に風が吹くダウンロード 本サイトに掲載している作品の無断複製、SNS・動画・その他サイトでの使用、自作発言等は禁止しています。 本文  しとしと雨が降る中、一人の貧しそうな女性が私が勤める古本屋にやってきた。時間は午前中だっ...
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読書ノート21冊目「猿面冠者」太宰治

長らく太宰治の作品で一番好きなものは「人間失格」だったのですが。最近、いろんなものを読み直したり、自身の心情の変化なんかもあるのかな、太宰文学で最も好きなものは「猿面冠者」だと答えるようになりました。 このブログを通じて、時々小説を載せたり...
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短編小説「不滅の命灯」

ダウンロード 不滅の命灯ダウンロード 本サイトに掲載している作品の無断複製、SNS・動画・その他サイトでの使用、自作発言等は禁止しています。 本文  濛々と、上がっていく煙を眺めた。「おじさん、どうしてタバコ吸ってるの」 隣のベランダから、...
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読書ノート20冊目「恩讐の彼方に」菊池寛作

私は本を読んでから感想を書くまでにかなりの時間を要します。いろんな本を読んで、ちょっと前に読んだ本に戻ってきて感想を書く。小説だとその時間が短いのですが、詩や絵画など抽象的になればなるほど、感想を書くのが難しいなぁと思います(´・ω・`) ...
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読書ノート19冊目「桜の森の満開の下」坂口安吾

読書の感想を書く、というのは、読んだ人の人間性を曝け出す行為だと思っています。別の人が同じ本を読んでも、同じ感想は出ません。読んだときに強く印象に残る感情や思い起こした記憶によって、読んだ本の感想は変わります。 このように考えると、読書を通...
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読書ノート18冊目「路傍の石」山本有三作

大学で本を借りてきました!!山本有三を読んでみたいと唐突に思った時期があり、茨城大学図書館で探しました。個人的には文庫本で所有しておきたかったのですが、何処にも置いてない、売ってない、悲しい!!! ということで、大学図書館にあったとても古い...
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読書ノート17冊目「友情」武者小路実篤

お久しぶりの投稿です。まさか五月の末頃にパソコンが壊れるなんて……。現代社会でネットにつなぐ機械が使えなくなるというのは本当に恐ろしいことです。 スマホがあれば基本的な生活はできるものです。ところが私の癖というか、ルーティンというか、ブログ...
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短編小説「天才の発明品」

ダウンロード 天才の発明品-1ダウンロード 本サイトに掲載している作品の無断複製、SNS・動画・その他サイトでの使用、自作発言等は禁止しています。 本文 「ウィリアム・ブラウン世紀の大発明!」 「彼の天才はノーベル賞受賞なるか!?」 「ノミ...
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第二回川端康成青春文学賞入賞作品集「ペイデイの前の日に」桂文弱作 感想(読書ノート番外編)

少し前に森鴎外の博物館に行った際に、無料配布されていた第二回川端康成文学賞入賞作品集を貰ってきました。ずっと本棚にしまい込んでいたのですが、先日本棚を整理していた際に発見。普段近代文学ばかりを読んでいるので、現代文学に触れたいと思いつつ読み...