Sai no Kawara ~音楽鑑賞と来年への抱負

日々雑記

こんにちは。もうすっかり年末ですね……!
大掃除は終わりましたか? やり残したことはありませんか?
わたしはやり残したことも、やりたかったこともまだまだたくさんあります。

今日は、今年私が出会って感動した音楽を紹介しつつ、来年の抱負を綴る雑談会です。

Sai no Kawara

さて、さっそくご紹介するこの曲は「 Sai no Kawara 」
32歳で医大を志し、見事医大生になるまでの人生を歌ったHip-hopです。

わたしは経済学の講義で教えていただいたんですが、ラストに衝撃の展開が待っています。
繰り返されるニュースキャスターの声にはショックを隠せません。

Sai no Kawara― 「賽の河原」意味とは、無駄な努力?

死んだ子供が行く所といわれる冥途の三途の川の河原
ここで子供は父母の供養のために小石を積み上げて塔を作ろうとするが、絶えず鬼にくずされる。
そこへ地蔵菩薩が現れて子供を救うという。転じて、むだな努力のたとえ

なんだか不穏な曲のタイトルですよね……
32歳という年齢で、医大を目指すことは無駄な努力でしょうか……?

隠された歌詞の意味(ネタバレ有)

この文章を読む前に、ぜひ一度音楽を聴いてみてください。

……聴きましたか?

ここからは「聴いた」という前提でお話しします。

さて、表向きの歌詞は「音楽をやっていた作者である crystal-z さんが、医大を目指し、紆余曲折の中で見事に地方の医大に合格する」というストーリーで構成されています。

ところがラストのニュースキャスターはこのように述べ始めるのです。
「34歳の男性は去年、不合格にされましたが、その後、大学側が調査した結果、合格点に達していたことがわかりました」

34歳の男性、というのは crystal-z さんのことです。
つまり、 crystal-z さんは年齢を理由に合格していた大学を不合格にされてしまっていたということです。

歌詞をよく読んでみるとさらにこんなことに気が付きます。
「年齢のハンデ? 夢にさえ思わねえ ゴールテープごとずらされるなんて」
一回目では聞き逃してしまいますが、この事実を知ってからこの歌詞を読むと言い知れない切なさがこみ上げてきます。

調じゃなくていいから
才じゃなくていいから
々巡り 巡り 繰り返し
東京 偉大なこの街

さらに上記の歌詞、太字の部分を読むと「順天堂」「東京医大」の文字が浮かび上がってきます。
さて、ここでいくつかのニュース記事を載せさせていただきます。

女性だけに「ガラスの天井」…差別があった医学部入試 平等な社会に変革いまこそ<参院選・くらしの現在地③>:東京新聞 TOKYO Web
「まさか、女性だからと差別されていたなんて…」 私大医学部を受験した20代女性は今もショックを隠さない。「学力で公平に判断されると信じ...
「浪人年数での不合格判定は違法」医学部不正入試、順天堂大に180万円の賠償命令 初の司法判断:東京新聞 TOKYO Web
順天堂大(東京)医学部の不正入試問題で、浪人年数などを理由に不合格にされたとして、男性(38)が大学側に約5800万円の損害賠償を求め...

医大による合格不正の問題に関する記事です。前者が「東京医大」、後者が「順天堂大」となっています。
読んでいただければわかるように、浪人年数や年齢、性別を理由に合格できた学生を不合格にしていたという事件でした。

他にもMVや歌詞の至る所にメタファーが仕込まれています。

感想―決意と言葉と音楽の強さ

この方の素晴らしいと感じることは、自身の言いたいことをただ垂れ流すのではなく、音楽の力に込めたことです。
MVも作者の手によってつくられています。
全てを紐解くように作られた歌詞、ストーリーがさらなる人々の興味を惹きつけていきます。
わたしもそのうちの一人です。

今年、かなりの数の文章を読むようになりまして、わたしは言葉の偉大さを知りました。
ただ投げかけた言葉は簡単に消えていきます。誰かに放った言葉も簡単に忘れられてしまいます。
言った本人も、言われた相手も、忘れてしまえば言葉はなかったことになってしまう。
言葉は儚いです。

しかし、手紙や文学や日記に残したものは、覚えている人がいる限り消えることは無い。
覚えている人が拡散し、また誰かの記憶に残っていく。
そうして言葉というのは人間の身体以上に強く存在感を放ちます。

こういったメタファー作品がわたしは大好きです。
そして個人的に共感できることもあり、今は繰り返しこの曲を聞いています。

今年の振り返りと来年への抱負

今年の振り返り

今年1年、実はいろんなことを始めさせていただきました。
今書いているブログも今年始めたばかり。始めたのが3月15日なので、まだ1年経ってません。
それより前の記事があるのは、ネタに困っていた時期になんとか思い出を引っ張り出して書いたやつです。
いろんな記事を書きました。今は40記事を超えましたね。
消した記事も予約投稿もあるので、全部で60記事近くは書いているはずです。

にほんブログ村と連携を始めたのが6月でした。
ブログの書き方に迷って、いろんな人の書く記事が読みたいと思いサイトを知ったのがきっかけです。
ブログ村から見てくださっている方も多いのではないでしょうか。

始めたものがある一方で、辞めたものも多くありました。

自分の中でいろんなもの、人、生活との関わりを整理するのが、この年だった気がします。

来年への抱負

もう一度、「 Sai no Kawara 」のリンクを張らせていただきますね。

この曲を聞きながら、どうして私は大学に入ったんだろう、と思い起こしていました。
もともと弁護士や検察といった、法律を扱う職業を私は目指していたんです。
ところが自分の努力不足と、タイミングの悪さで、目標は遠のいていきました。

夢をかなえるにもお金がいる。それがわたしの人生で思い知ったことです。

Sai no Kawara を聴きながら、やはりわたしはまだ、法律家になりたい気持ちが消えていないことを思いだしました。
私の今の目標は、社会人をしながら法律を学ぶ予備校に通うこと。
予備校には1年で大体120万ほどかかります。
現在の新卒の給料が14万ほどであることを鑑みると、学費代くらいは今、稼がなければ。

ブログの運営について

来年の目標は、まずこのブログの収益化を目指そうと思います。
元々文章を書くことが好きなので、趣味で続ければいいと思っていました。
でもお金を貯めたいから、やれることは気が済むまでやってみようと今は思っています。

現在は茨城の劇団を見に行ったり、講義の復習、読んだ本の感想を記事にしています。
節約やアルバイト、自主勉強についても記事を起こしてもいいかなぁと考えています。

趣味について

昨年度、わたしは多くの趣味を持ってました。
読書、ガーデニング、執筆、ブログ、演劇、鑑賞、料理、旅行……挙げればキリがないです。
趣味が多いとお金がかかるのも事実です。お金がかかるものや時間がかかるものを少しずつ整理していこうと思います。

個人的にはブログを中心において、ブログに関わる趣味のみを継続、という形になると思います。

大学・勉強について

ひとまずは2年後に向けて、大学卒業が目標です。
また就職に向けて、いくつか資格を取得したいと考えています。
大学の開催する就活勉強会にも参加し、記事にまとめていくつもりです。

お金について

ブログを収益化する、に加えて卒業までに何とか120万円貯めたいと思っています。
大学一・二年生の時に貯めたお金は今年、殆ど使ってしまいました。
ほぼゼロに近いスタートです。アルバイトもがんばります。

まとめ

来年の目標をまとめます。

  1. 二年後に貯金額120万
  2. ブログの収益化
  3. 二年後に大学卒業・企業への就職
  4. 資格取得

二年後を見据えたものが多いですが、再来年につながるように努力を重ねていきたいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。よいお年を!

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