この夏、数日間だけど博物館実習に参加してきました。
正直緊張もしていましたが、実際やってみたら驚きの連続で、すごく濃い体験になりました。
ここにその記録を少しだけ残しておこうと思います。
博物館の方でいろいろな講義や体験をさせてもらいました。
私の考えとして、自分で体験する以上の学びはないと思うのです。私のブログから詳細に体験を書いてしまうのも、読者の方が体験する機会を奪ってしまい勿体ないと思います。
なので今回の記事は私が作ったパワーポイントについてのみ記載しています。
実習課題
実習の課題のひとつが自分で企画展を考えることでした。
大学でも一度やっていましたが、その時は同じ授業を受けた人たちと共同で作っていました。
↓が過去に講義で作ったパワーポイントについて載せています!
今回はこの内容を、二週間で、一人で、作ります。題材は「お酒」にすることにしました!
群馬というと車に乗る人が多くて、あまり飲み屋がないイメージでした。
この展示で一番心掛けたのは、お酒を飲みたい、と見た人に想ってもらうことです。
ふふふ……お酒大好きなんですよねぇ(*’ω`*)

今回は↓のようなものを作りました。


お酒、というと未成年の方やアルコールをあまり飲まない方は入館者の対象になりにくいですよね。
飲んだことない人にお酒の知識について「面白い」と思ってもらうにはどうしたらいいのか、試行錯誤してました。
最終日には、自分の企画案を発表。
人前で話すのは緊張したけど、考えたことが形になって伝わるのはうれしかったです。
学芸員さんからのアドバイスもありがたくて、「狙いをもっと明確に」とか「来館者目線を意識して」という指摘は特に心に残りました。
他の実習生の発表もすごく刺激的で、「なるほど、そういう切り口があるのか!」って感心しっぱなし。自分の発想の狭さをちょっと反省しつつ、学ぶことが多かったです。
数日間の実習を通して一番感じたのは、学芸員の仕事ってほんとに幅広いことでした。
華やかな展示だけじゃなく、図録の発送や資料整理みたいな裏方も全部大事で、その積み重ねがあってこそ博物館が成り立ってるんだなと。
そして「来館者に何を伝えたいか」を常に考えることの重要さ。展示品自体は無言ですが、それをどう並べるか、どう説明するかで伝わり方がまるで変わります。
知識を教えるだけじゃなく、考えるきっかけや感動を与えるのが博物館の魅力なんだと思います。
短い期間でしたが、本当に実りの多い実習でした。
これから博物館に行くときは、展示品の奥にある準備や工夫、そして情熱まで感じ取れるような気がします。今回学んだことを忘れずに、これからの勉強や将来にもつなげていきたいと思います。
そして最後になりますが!
学芸員実習は「こんなことやりますよー」と博物館の方が宣伝してくださっているので、ぜひ見てみてください!
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