創造力に負けない思考力~神山理子著「女子大生、オナホを売る」

読書ノート

お疲れ様です! 最近も連勤が続いていますが、少しづつバイト先と大学の予定とを調整しながら自身の余力を作っている私です。
一応、女子大生なのにここまで働いているので、卒業後に就職なんてしたくないな、という気持ちも出てきました。勿論、働くのは好きなのですが。
非正規雇用や部下という立場は多くの者に指示され、そして雇用先の状況次第ではいつでも替えが利く状態です。何か、何でもいいので替えの利く人間にはなりたくないなという気持ちが出てきました。「使い捨てられる前に使い捨てられない立場に行ってやる」と、少し前に「ゲゲゲの謎」を見に行きましたが、その映画の中で水木も同じことを言っているんですよね。戦争も飢餓もない平和な世の中ですが、今の私もそう思います。

何か自分でビジネスを立ち上げてみようかな? などと考えつつ、資産力もアイデアも持っていない一茨大生の私に何ができるでしょうか。少し文章を書くのが好きなだけで、いつかはそれすらもAIに取って代わられる気がしています。
そこで今回手に取ったのが神山理子さんの書籍「女子大生、オナホを売る」

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今回から楽天アフィリエイトリンクではなく、Amazonアソシエイトリンクを使用してみます。
初めて使用するので不慣れですがよろしくお願いします。
というのも、この書籍のタイトルで楽天アフィリエイトに引っ掛かってしまうんですよね……。
実際にはマーケティング学として優秀な書籍なのですが、タイトルが強烈なのでコンプライアンスがギリギリなよう。

私はブログをやってますが、個人ブログなのでコンプライアンスは無視できます笑
学んだことと感想について、できる限り自分の言葉でまとめていきたいと思います!

「女子大生、オナホを売る」

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お金を節約するためにとびぬけた節約方法で自宅謹慎処分を受けた女子大生はいかにして売れる商品のコンセプトを見つけたのか――自身の行動力と地道で着実な調査、マーケティングの基本であり王道の技術を得られる一冊。

オナホを売ったことでマーケティングを実地で学び、かけがえのない経験を得た著者の神山さんは株式会社ひだねを立ち上げています。

hidane.info

本の構成

  1. 事業領域の選定方法
  2. 成功のためのインサイト発掘方法
  3. 売れる商品のコンセプトの極意
  4. AmazonD2Cの制し方
  5. 事業の売却

本の構成は事業の開始から、売れる商品のマーケティング、そして事業の終わりまでが載っています。
事業の始め方について載っているマーケティング本は多いけど、終わりまで載っているのはあまりない気がします。この本はゼロから新しい商品を作るのではなく、既に存在している商品をどう販売するのが良いか、という点を重視しているからです。

ゼロイチで商品を販売するには、今ではプログラミングや何かしらの技術力が必要になってきます。そしてAIの登場で安易な技術、生半可なマーケティングでは追い抜かれてしまうことでしょう。
既存の商品にはある程度のブランドが確立されていることも多い。大手企業が存在している中で女子大生がどのように太刀打ちして生き残っていくのかを書いているのです。

この本に載っていないこと

資金力のない女子大生が如何に資金を手に入れるか、どう元手を増やすのか、どう企業を起こすのか、などは残念ながら載っていません。
あくまで商品を販売することに特化した本だと言えます。

学びと感想

個人ブログだからこそ、こういう本を紹介できるなと、この本のおかげで気付くことができました。
とはいえ少しだけ勇気入りましたが……。なにせ題名にインパクトがありますよね。
このインパクトも、本の中に商品名のつけ方に触れられているため、なるほど! と納得できました。

大切なのは少しの想像力とわかりやすいコンセプト

自分で何かビジネスを行うと考えると、どうしてもゼロイチで考えてしまいます。
でも何かをはじめから作るのは、女子大生には厳しいものがあります。ビジネスの世界で培われた経験や技術力は若さと根気で太刀打ちできません。
しかし実際の世界で必要なのはゼロイチで生み出すことよりも、既存の商品の弱みを補う商品を生み出すこと。Amazonや楽天などのサイトを見ていると、類似商品がたくさんあることに気付くのではないでしょうか。
類似商品で、数多ある既存商品のなかに生き残ること、が必要なのです。その為には既存商品の弱みを徹底的に見つける必要があります。

オナホを見つけた神山さんは、Amazonのレビューや恥を忍んで行った調査の数々により、今現在販売されているオナホの弱みを見つけました。
神山さんの思考と調査の経過は、書籍の一番最初に封入されているマインドマップで確認することができます。

オナホというのは神山さんが参入するまではクリエイティブな業界でした。
お店でも、ネットでも実際に使用することは出来ません。基本的にはパケットで気に入った外面の物を購入するしかありません。女性の方はネットで服を購入することを考えていただければわかるかと思います。自分の体形に合うかどうか、届いてみて色や形がちがったらどうしよう、などとかんがえますよね。
そこに「コンセプトで勝負する」ことでクリエイティブ業界に参入することを決めたのです。

神山さんはもともと音楽業界にいた方でした。音楽業界もクリエイティブ性が評価されますよね。
私は絶対的な音楽センスを持つ米津玄師さんやすこし共感できる曲の多いbacknumberが好きです。少し前はポップカルチャーを牽引していたAKB48も好きでした。音楽って視聴者はどう選ぶでしょう? 自分にあったものや流行りものを聞くかもしれません。
そこにクリエイティブ性ではなく、物語をもとに歌を作るというコンセプトで参入したのが「YOASOBI」だったのでした。

確かに、考えてみるとYOASOBIは耳障りがよく、繰り返し聞いてしまうクリエイティブ性は勿論ですが、アニメに合った曲が多いので話題のアニメのOP、EDに使われていますよね。
最近、ルルーシュやガンダム、まどまぎなどの古いアニメを見ることが増えたのですが、YOASOBI参入前のアニメの曲はアニメの物語に合っていないこともありました。合致しているとそれはそれで「奇跡の合致」なんて一部で言われたりして。でもそれって不思議なことですよね。アニメの曲もアニメを売り出すものなのに。
YOASOBIのように明確でわかりやすいコンセプトがあれば、曲を依頼する人々も依頼がしやすくなります。依頼しやすいということは使われる機会が多くなるということ。使われる機会が多ければ、自然と視聴者も増えていく。これがコンセプトの力なのだと気が付きました。

私にできること

さて、この本を読んで私にできることはなんでしょうか。
このブログで出来ることはなんでしょうか、そんなことを考えながら、今日は文章を書いています。

まずはこの本の感想をちゃんと書いてみようと思いました。
私も神山さん同様に下ネタは得意ではありません。この感想文は神山さんの書籍に乗っかる形になってしまいますが、少しきわどいタイトルの真面目な勉強本を乗せるのも、このブログだからできることなのかもしれません。
かといってこの本のような真面目な本はあまりない気がするので、これをコンセプトにするのは難しいかも……?

実はこの本には悩んだ時にやることの提案も載っているんです。
こんなことをやってみたら何かの経験になるかもしれないよ、というものです。
これがまた破天荒で、挑戦的で、とっても面白い提案ばかり。私も工場や倉庫内軽作業、警備業やバーテンダーなど色々なアルバイトをして、女子大生らしくないことをしてるんじゃなかなーと自負してましたが、神山さんの方が凄いです。

もっともっと、わたしも挑戦的にいろいろやってもいいのかもしれません。
そういう挑戦を記録していくのがこのブログだなーなどとも思ってみたり。コンセプトとしては弱いですね。
これからも色々な試行錯誤を乗せるかもしれませんが、読んでいただけたら幸いです!!

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