スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋。そして勉強の秋ですね。
アルバイト先の影響で、ウイスキーの勉強をしてみることにしました。
ただ、なんともモチベーションが上がりません。そこでブログを使って勉強してみようかと、記事にしています。読まれることよりも、記録としての記事なので読みにくいかもしれません。
苦学生故に少し古い参考書を用いて勉強しているので、ところどころ古い情報かもしれません。
ウイスキーとは
一般にウイスキーを定義するならば「穀物を原料として、糖化、発酵、蒸留を行い、木製の樽に貯蔵し熟成させた酒類」
- 原料には大麦、ライ麦、小麦、オート麦、トウモロコシなどの穀物が使用される。
- 糖化には発芽した穀類を使用し、酵素の力により原料を糖化させる。
- 発酵では糖類の資化によりアルコールを生じさせる。
- 蒸留は発酵モロミを一回の作業ごとに交換する単式蒸留と、モロミを連続的に供給しながら作業を行う連続式蒸留に大別される。
- 蒸留して得られた高いアルコール度数の液体、ニュースピリッツは加水して度数60数%程度に希釈し、樽詰めされ、保管熟成される。
穀物分類
大麦
大麦を人類が利用し始めたのは一万年ほど前と言われている。
19世紀以前のスコットランドではベア種(粗四条種)、ビッグ種の(粗六条種)2つが用いられていた。イングランドではアーチャー種が主流だったが、1826年にシェバリエ種が発見され、1900年頃まで主要品種であった。
1960年代後半にスコットランド大麦にゴールデンプロミス種が登場し、イングランド産大麦に対抗できる品質になった。
大麦は小麦に比べるとグルテンが少なく粘り気がないため、粉にしても加工しにくい。
- 二条大麦(two rowed barly)
粒が二列についているのが特徴。ビール麦とも呼ばれ、スコッチやジャパニーズ等のウイスキー、ビールの醸造用の原料となる - 六条大麦(six rowed barly)
粒が六列ついているのが特徴。上から見ると正六角形に実がなっているように見える。
食用麦として用いられることが主で、一般的に麦茶などに利用される。またグレーンウイスキーでトウモロコシ、小麦などの糖化に使用される。
このほかウイスキーには春播きが使用される。春に種を播いて夏から秋にかけて収穫する大麦である。
秋播きと言った場合は、秋に種を播いて初夏に収穫するものである。
脱穀時に川が取れないものを皮麦、皮と実が取れやすいものを裸麦という。六条種の多くは裸麦である。
小麦
1万2000年以上も前から食用として利用されてきた。
ウイスキーにマイルドな風味とソフトな舌触りを与える材料である。
トウモロコシ
北米原産。デントコーン、ポップコーン、スイートコーン、フリントコーンの四種類に大別できる。
ウイスキーに使われるのはデントコーン。
ポップコーはポップコーンの原料に、スイートコーンは食用、フリントコーンは家畜の飼料や工業用に使用される。
ライ麦
アメリカンウイスキーやカナディアンウイスキーになくてはならない穀物。
スパイシーでドライ、オイリーなフレーバーが加わるとされる。
その他
ライス、アワ、キビ、オーツ、ソバ、キアヌなどが用いられる。
↓ライスウイスキーなるものがあるみたいです!!
五大ウイスキーの特徴
スコットランド
- モルトウイスキー モルト(大麦麦芽)のみ
- グレーンウイスキー トウモロコシ、小麦、大麦、モルトなど
アイルランド
- シングルポットスチルウイスキー モルト、大麦、オート麦など
- モルトウイスキー モルトのみ
- グレーンウイスキー トウモロコシ、小麦、大麦、モルトなど
アメリカ
- バーボンウイスキー トウモロコシ51%以上、モルト、ライ麦、小麦など
- ライウイスキー ライ麦51%以上、モルト、小麦など
- ホイートウイスキー 小麦51%以上、モルト、ライ麦など
- コーンウイスキー トウモロコシ80%以上、モルトなど
カナダ
- フレーバリングウイスキー ライ麦、トウモロコシ、モルトなど
- ベースウイスキー トウモロコシ、ライ麦など
日本
- モルトウイスキー モルトのみ
- グレーンウイスキー 小麦、トウモロコシ、モルトなど
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