美術館巡り in 東京 ②東京都美術館

日々雑記

次に訪れたのは国立西洋美術館から歩いてすぐの場所にある東京都美術館。
この日は四件美術館を回る予定をたてましたからね、三件は迷わずに向かいました。
(あと一件は迷子になった挙句時間が来て回れなかったので断念しました)

前回、国立西洋美術館を訪れた際には東京都美術館の方へは向かいませんでした。あるのを知らなかったんです、すみません。

さて今回訪れたのはミロ展。前回の国立西洋美術館、西洋絵画展に比べると、抽象画を描く人物の企画展示でした。詳細は↓

ミロ展 Joan Miró 2025 3.1-7.6 東京都美術館
東京都美術館にて2025年3月1日〜7月6日開催。ミロのすべてがここに。初期から晩年まで、決定版大回顧展!

私のブログ記事は、写真可の展示であっても基本的には写真を載せません。実物を見ていただいた方が絶対に綺麗だからです。なので気になった方はぜひ博物館へ訪れてみてください( .ˬ.)”

ミロ展 JoanMiró 2025年3月1日-7月6日開催

ミロ展 Joan Miró 2025 3.1-7.6 東京都美術館
東京都美術館にて2025年3月1日〜7月6日開催。ミロのすべてがここに。初期から晩年まで、決定版大回顧展!

始めて来たので入口の写真も。天気予報では雨。朝も寒かったので薄い生地の冬服(秋服?)で行ったら見事に晴れてしまいました。暑い。

上の写真のモニュメントは光と影を表しているそう。何度となくデッサンの練習で見るやつですね。
鏡のように反射してしまうので、季節外れの服装をしていることがばれてしまいますね。

影として作られた金属板の部分に本物の影が丸く落ちているのが美しいなぁと感心してしまいました。日の角度によっては金属板と本物の影がぴったり重なるんでしょうか……時間が無くてずっと観察していられなかったので気になる所です。

さて、ミロ展。上の写真は展示会後にある撮影可能コーナーです。
このコーナー以外は写真撮影禁止だったはず……うろ覚えです、すみません。御観覧の際は美術館の規則に則って観覧してください。

上の写真の中にあるのはミロのアトリエ。油絵を描くだけでなく、地球儀があったり、ペンや紙が散乱していたりとかなり多くのジャンルで作品を手掛けていたことがわかります。

ミロの手掛ける作品は抽象画だと思います。美術に詳しくないので、断定できなくて申し訳ないです。
星や鳥や他作家の絵画作品、自画像まで。全ての事象から特徴的な形や色を見抜いて描かれた作品が多くありました。

日本人は好きな作家そう。どことなくアニミズムに通じるようなところがありまして、例えば他作家の絵画から描かれた作品はヒトの顔が簡略化されており、可愛くなってました。
思わず可愛いと漏らしましたが、隣で見ていたカップルさんたちも、この絵可愛いね、と話しているほど。

現代アートに描かれる抽象画よりはわかりやすいなと感じました。何を描こうとしたのか、例えば鳥であれば鳥を認識できる最低限の特徴をとらえて描かれていました。星であれば瞬きや光の色、触覚視覚的な見た目などが理解しやすい絵画だったと思います。

全体としては挑戦的な作品が多い印象。キャンバスを焼いてみたり、下地色を塗らずに描いてみたり。時には工作をして、陶芸をして、そして絵に戻ってくる。
今でこそそう言った固定概念にとらわれない?作品作りをする方は多いかもしれませんが、ピカソと同時代にそれを始めたことが凄いのかなと思いました。
美術館キャプションでは詩のように新鮮で感覚的、とも紹介されていましたね。

また年を取っても新しい表現技法を突詰めようとする気持ちの強さが好きだなぁとも思えました。
晩年近い作品の方が表現技法のはっちゃけ方が突き抜けているなと面白かったです。

自分に結びつけて

ここからは個人的な学びというか、自分の生活に結びつけての感想になりますが。
作品を作るのにもう少し新鮮さ、というものを持ってもいいのかもしれない、と考えました。
私は表現方法として演劇や小説や油絵などが好きなのですが、どれも表現方法としては「吟味する」部分が強い表現方法だとも思います。
けれども詩やミロのような即興的な絵画は新鮮で、その時感じた感情や届けたい思いをそのままに表現することができます。

結局、私の表現方法って「わかってほしい」という思いが強すぎるんですよね。
そうじゃなくありのままに投げつけてみるような、新鮮さというところにも目を向けていいのかもしれません。

絵画で難しくても、書道とか写真などでやってみてもいいかもしれませんね。
まだ長い人生なのでいろいろ経験してみたいなぁと言う思いが増えた展示でした。

最後に

私は完全にミスをしたのですが、ミロ展を見に行かれる方は財布をロッカーに預けないほうがいいです。
企画展最後に図録やミロの作品グッズを購入できる場所があるのですが、企画展を出てしまうと購入できません。これ、一度出てしまうと戻れないんですね……

中身は同じですが、図録は赤、青、黄の表紙の物があります。そして、赤色と黄色の表紙は企画展から出てしまうと購入できません。泣く泣く青い図録を購入して帰ってきました
(中身は同じらしいので悪しからず。表紙のデザインも少しずつ違うので、選べるうちに買いたかったなと悔しがっているだけです)

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