日本近代文学

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本当の弱者と常識人「不良少年とキリスト」坂口安吾

文学にそれなりに興味のある人なら気が付くかもしれません。此奴、また太宰語りしようとしてるぞ、と。許してください、ようやく休みが取れたのに、一日休んですぐにバイトと大学とが始まってしまって、精神的に参っているんです。好きなものについて話すとス...
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信じるということの愚かさ「競馬」織田作之助

たまには違う作家を読もうと思ったのですが、感想を書きたい作品の作家が無頼派ばかりでした。私のブログでは織田作之助は二回目でしょうか。前回は夫婦善哉を読みましたね。  読書ノート12冊目「夫婦善哉」織田作之助 個人的には「夫婦善哉」より「競馬...
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自尊心の萌芽「斜陽」太宰治

お疲れ様です! 現在連勤13日目の私です!どんなにつらくとも太宰先生の著作を読めばストレス発散になっています。とはいえ体が辛いことにかわりはなく、ブログの更新が遅くなっているのは大変申し訳ないです。 死にたいなんて言いませんよ。少なくとも3...
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その才能は本物か「葉桜と魔笛」太宰治

今回ご紹介するのは乙女の本棚シリーズ第二弾! 太宰治の「葉桜と魔笛」です。もう何度太宰先生にブログ記事を書かせていただいているのかわかりませんね……。大好きだからね、仕方ないね。 葉桜と魔笛 (乙女の本棚) 価格:1,980円(税込、送料無...
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夢に溺れる覚悟「魚服記」太宰治

最近、太宰治関連書籍が毎日家に増えていく日々です。今日は先週買った乙女の本棚シリーズより、魚服記を紹介します。 魚服記 価格:1,980円(税込、送料無料) (2024/9/18時点) え、太宰治全集持ってるんじゃないかって?? 持ってます...
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読書ノート23冊目「恋する民俗学者」

今でこそ茨城大学に通う私ですが、出身は群馬県。そしてケンミンショーなどでよく取り上げられる「上毛かるた」には田山花袋がいます。 「誇る文豪、田山花袋」 群馬県民だったのですが、実際、何が誇らしいのか全く分かりませんでした。むしろ前橋市民だっ...
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読書ノート22冊目「あさましきもの」太宰治

しばらく、太宰治の作品について感想を書こうと思います。好きなものの話ばかりになるのは、ブログ読んでる方も飽きるだろうし良くないとは思いました。よくよく考えてみれば、こんな趣味で始めたブログを定期的に読んでる人なんて、そう多くないんじゃないか...
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読書ノート21冊目「猿面冠者」太宰治

長らく太宰治の作品で一番好きなものは「人間失格」だったのですが。最近、いろんなものを読み直したり、自身の心情の変化なんかもあるのかな、太宰文学で最も好きなものは「猿面冠者」だと答えるようになりました。 このブログを通じて、時々小説を載せたり...
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読書ノート20冊目「恩讐の彼方に」菊池寛作

私は本を読んでから感想を書くまでにかなりの時間を要します。いろんな本を読んで、ちょっと前に読んだ本に戻ってきて感想を書く。小説だとその時間が短いのですが、詩や絵画など抽象的になればなるほど、感想を書くのが難しいなぁと思います(´・ω・`) ...
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読書ノート19冊目「桜の森の満開の下」坂口安吾

読書の感想を書く、というのは、読んだ人の人間性を曝け出す行為だと思っています。別の人が同じ本を読んでも、同じ感想は出ません。読んだときに強く印象に残る感情や思い起こした記憶によって、読んだ本の感想は変わります。 このように考えると、読書を通...